
短期間で仕事をやめてしまう自分はダメ人間なのかな。
転職を繰り返してばかりで不安・・・。
このような悩みにお答えします。
—
この記事を読むことで、
・なぜHSPは仕事が続かないのか?原因がわかる。
・HSPでも続いた仕事の成功体験がわかる。
・転職に備えるポイントがわかる。
・転職への不安を解消できる。
本記事を書いている私は訪問介護ヘルパーに転職し、自分に合った環境で働いています。
過去に飲食店・工場勤務・介護職と12回の転職を経験してきた体験談を元にHSPの働き方について参考にしていただきたいです。
この記事でわかること
なぜHSPは仕事が続かないのか?【原因を深掘り】

なぜなら、あなたがやりたい職業と実際の職場環境が、必ずマッチするとは限らないからです。
HSPは人一倍、敏感で繊細なので自己分析を行い仕事の適性を見極めることが大切。
またその業界や職種に集まる人間性も関係してくるので、合わない仕事を避けるように心がけましょう。
HSP仕事が続かない原因は下記の3つです。
原因①職場環境が合っていない【物理的な刺激】

HSPさんは場の空気を読みとり、深く考える特徴があるため仕事に集中できないからです。
隣の人が立てる物音が気になったり、周りの会話が自然に耳に入ってきてしまうなど環境に大きく左右されてしまいます。
働く環境といっっても職種によっては様々ですね。
オフィス業務などの屋内で働くのか、現場作業などの屋外で働くのか。
物理的空間による刺激も様々だからこそ、環境を知らずに入ってしまうと続かない原因になってしまいます。
原因②作業とペースが合っていない【焦る】

なぜなら、苦手なことは緊張して焦ってしまいミスが起こりやすくなってしまうからです。
業務内容は好きなんだけど、効率を求められては焦ってしまいます。
自分に合ったペースでできる作業でないとストレスになり続かない原因になります。
原因③人間関係の輪に入れない問題【孤立感】

会話のペースや波長が合わない人との会話は緊張してしまうからです。
職場の雰囲気やテンションについていけない・・・
などの理由から疎外感を感じてしまうことも続かない原因になってしまいます。
HSPでも続く仕事はあるので大丈夫【ダメ人間じゃない!】

対人ストレスに耐えられない・・・
過去の私も同じように悩む一人でした。

人それぞれ自分に合った適材適所で働くことができれば、個人の能力を発揮して働くことができます。
アーロン博士によると、
HSPにとっての天職探しとは「個人的に意味のある仕事を慎重に探すこと」とも言える。
とおっしゃられています。
成功体験を参考にしつつ、あなたの戦略を立ててみてください。
HSP転職12回の過去を分析した結果【失敗と成功体験】
ドキンちゃん過去の職歴はこちらです。
高校卒業後
①ラーメンチェーン店(ホールスタッフ)
↓
②ウォーター製造工場
↓
③菓子製造工場
↓
④居酒屋
↓
⑤カフェ
↓
⑥食品工場
↓
⑦倉庫ピッキング
⑧液晶電子パネル製造工場(検査員)
↓
⑨自動車車体部品製造(組み付け・検査)
↓
⑩自動車ブレーキ部品製造(加工作業員)
11、特別養護老人ホーム(介護職員)
↓
12、訪問介護職員
特別養護老人ホームで働いている際に、軽いうつ状態になりHSPを自覚。
それからというもの自己分析を行い、これからの働き方について戦略を立て現在の仕事に転職することを決意しました。
HSPな私が続かなかった仕事
【飲食店】
「なんだか楽しそう」って憧れだけで入ったものの、続けることができませんでした。
・大きな声を出す環境になれない
・テキパキした速さについていけない
・キッチン対応の臨機応変さを求められる
・人間関係も複雑
今思えば、内向的なのになぜ飲食店で働いたのか?
飲食業界を知らずに、完全に憧れだけで入り失敗した経験です。
【特別養護老人ホーム】
介護職に挑戦したいけど、私にできるかなぁと勢いだけで飛びこみました。
人手不足の業界で、社会貢献ができるかなとの思いでしたが甘い世界ではなかった!
高齢者の生活支援は私にとって、ペースが合っていて楽しい!
その反面、一人一人に時間をかけて介助する現場の余裕はないのでした。
生身の人間を相手に効率を求められては、少しづつ心が病んでいきました。
自分が病んでいては社会貢献以前の問題だと感じた経験です。
HSPな私が続いた仕事
【工場・倉庫作業ピッキング】
一人で黙々と仕事ができるので続けることができました。
私に合っていた工場は、
・広い空間で一人の作業場
・一日の生産目標をもくもくとこなす
というスタンスです。
工場は作業マニュアルがしっかりしているので、一人完結作業なら人間関係のストレスは少なく続けることができます。
検査工程の作業では、ちょっとした違いに気づくというHSPの強みが活かされ重宝される存在に。
生産性と品質は求められますが能力を評価して頂き、正社員になれました。
【訪問介護員】

私が自分のペースで働ける介護サービスを探し、訪問介護員に転職。
現在の私は、こんな感じで働くことができでいます。
・自分のペースで仕事ができる
・人間関係のストレスが少ない
・質を重視して高齢者を支援できる
・仕事が楽しい!
私の場合、体力には自信があったので工場や介護の仕事などに合っているんだと感じます。
仕事環境と興味・適性を軸に、HSPの気質と向き合うことで楽しんで仕事が続けられるようになりました。
【HSP】転職前に備えるポイントとは?
記事の冒頭で述べたように、
なんとなくこれだったら自分にもできるかなと仕事を選択してしまうと失敗します。
転職前に備える4つのポイントはこちら
・自己理解を深める
・個人の興味がある業界をリサーチ
・HSPの強みを活かせる仕事
・自分が好む環境
4つを明確にして転職活動に役立てよう!
HSPの転職に参考になる本は下記の三冊。
HSPキャリアコンサルタントのみさきじゅり先生の本です。
【HSPが働くために必要なこと】に書かれている、HSPらしい長期視点の考え方はとても参考になります。HSP専門家の意見は必須と言えるでしょう!
ささいなことに動揺してしまう 敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本
自分の感情はどこからくるのか?
どんな思考パターンをもっているのか?この本を読めば思い込みを改善することができます。
自分を苦しめている考え方を変えることで、つらい感情から離れることができるので職場の人間関係にも役立ちます。
認知行動療法で「なりたい自分」になる: スッキリマインドのためのセルフケアワーク
この本を読むことで転職は働き方だけではなく、生き方にも影響を与えるということがわかります。知識を身に付けることで転職への不安が解消できます。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
HSP仕事が続かない原因まとめ

原因①職場環境が合っていない【物理的な刺激】
原因②作業とペースが合っていない【焦る】
原因③人間関係の輪に入れない問題【孤立感】
なんとなくこれだったら自分にもできるかな・・・
と理想やイメージだけで仕事を選択してしまうと失敗します。
転職前に備える4つのポイント
・自己理解を深める
・個人の興味がある業界をリサーチ
・HSPの強みを活かせる仕事
・自分が好む環境
この記事は高校生の頃の自分へ向けて書いてみました。
今までのたくさんの失敗や成功体験は、遠回りのようですが貴重な経験です。
過去の自分のように仕事が続かなくて悩んでいるHSPさんが、生き生きと働ける仕事に出会えることを心から願っています!