HSPあるある

HSPはバーナム効果で増加中?!バーナム効果とHSPの関係について解説

HSPの特徴は誰にでも当てはまる?

「バーナム効果」という言葉をご存知でしょうか?
「バーナム効果」は、診断の結果が誰にでも当てはまるような内容なのに、自分のことのように捉えてしまう心理学の現象の一つです。
HSPとも関わりがあるのではないかと一部で言われているようですが、この記事では、「バーナム現象」とHSPにどのような関係があるのかを解説していきます。

HSPの思い込みはバーナム効果なのか?

HSPの思い込みはバーナム効果なのか?
自分がHSPなのかをセルフチェックできる簡易テストや診断を試したことがありますか?

HSP診断は、そもそも以前から「HSPかもしれない」と思っている人が見つけてやってみるものなので、自分に当てはまる質問事項が多かったのではないでしょうか。
そして「あなたはHSPです」という結果が出たはずです。

HSPだという診断結果が出れば、「やっぱり自分はHSPなんだ」と、納得させられることでしょう。
しかし、誰でも当てはまる質問事項ばかりだったような気も。
これらはもしかしたら「バーナム効果」なのかもしれません。

誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格を表す設問に答えていき、その診断結果を目にすることで、あたかも自分に当てはまる性格だと思い込んでしまうことを「バーナム効果」と呼ばれています。

バーナム効果の由来

バーナム効果の由来

「バーナム効果」の名称は、19世紀アメリカの興行師、P・T・バーナムの名前にちなんで付けられました。
バーナムは、2017年に公開され日本でも大ヒットしたミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」の主人公としても有名です。
1956年にアメリカ合衆国の心理学者、ポール・ミール(P.E.Meehl)が、興行師 P・T・バーナムの “we’ve got something for everyone”(誰にでも当てはまる要点というものがある)という言葉に因んで名付けた。
引用元:Wikipedia「バーナム効果」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%A0%E5%8A%B9%E6%9E%9C

誰にでも当てはまる要点というものがある」とは、「バーナム効果」を表す最も簡潔でわかりやすい言葉ですね。
さすが稀代の天才興行師です。

今では心理学の現象として有名な「バーナム効果」ですが、もともとは人の心理を巧みに使ったビジネス方法の一つだったのです。

バーナム効果で自分がHSPだと思い込んでいるとしたら…。
本当はHSP?HSPじゃない?いったいどちらなのか困ってしまいます。

アーロン博士のHSP尺度

アーロン博士のHSP尺度
あなたがやったHSPテストは、誰が作成してどのような根拠があったのかを知る方がいいかもしれません。
巷にあふれるHSP診断の中には、根拠の薄いものが混ざっている可能性がありそうです。

HSPの提唱者、アーロン博士による「成人向けHSP尺度」というものがあります。
この日本語版の中には、19項目の質問があります。例えば、下記のような質問です。

・大きな音や雑然とした光景のような強い刺激がわずらわしいですか?

・大きな音で不快になりますか?

・一度にたくさんのことを頼まれるとイライラしますか?

・痛みに敏感になることがありますか?

・生活に変化があると混乱しますか?

・微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか?

回答は、「非常にあてはまる」から「まったくあてはまらない」までの7つから選択します。

主婦
主婦
たしかに・・・。
何となく当てはまる質問がいくつかあるわね。
質問を単体で見るとバーナム効果と捉えることもできてしまいますね。
HSP診断にはさまざまなものがありますが、
学術的なものとしてはこちらが一番信用できるものだと言えるでしょう。
こちらの研究を基に作成したテストも多そうですね。

髙橋亜希 (2016)「 Highly Sensitive Person Scale日本版 (HSPS-J19) の作成」感情心理学研究, 23(2), 68-77.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsre/23/2/23_68/_article/-char/ja/

研究PDFのダウンロードはこちらです ٩( ‘ω’ )و
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsre/23/2/23_68/_pdf/-char/ja

ただし、「HSP尺度」は「診断」「テスト」ではなく、あくまで「尺度」を測るものになるので、血液型診断や星占いのように「あなたは~です」と判断されるものではありません。

3因子を7つの尺度で測って「感覚処理感受性」を調べるものであり、「HSPかどうか」や「HSP度を測る」ものではないことに注意が必要です。

HSPを意識し過ぎないように

HSPを意識し過ぎないように
もし、信ぴょう性の低いテストのバーナム効果でHSPだと思い込んだとしても、自分がHSPだと思うことでこれまでの生きづらさの原因がわかり、安心感が生まれます。
良い効果も大きいので、一概にバーナム効果が悪いとも言えません。

ただし、HSPであることを意識し過ぎて、刺激を避けるような極端な生活をしたり、「自分はHSPだから仕方ないんだ」と理由づけて周囲を困らせるようでは本末転倒です。
HSPだと認めながら心と体の様子を客観的に見て、適度な行動をするように気をつけましょう。